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夏休み 芝刈りの日々

学校の夏休みが終了し、子供たちの元気な声が校庭に戻ってきました。シバッカリィーズの週3回刈込みの日々も順調に経過し、今はちょっと一息といった感じです。そこで、この夏を備忘録をかねて振り返ってみたいと思います。

 この夏は東側のバスケットコート近辺、楠(くすのき)の木陰になる部分、東側 大桜の木陰、西側桜の木陰部分、校庭中央の地肌が露出した部分(以下裸地:ラチと呼びます)を回復させること、そして全体的に刈込みの回数を増やし、より密な芝生を育成する2つのテーマで取り組みました。


ほぼ毎朝 観察に行き、放課後クラブに通う若きシバッカリィーズの仲間との雑談から一日が始まり、昼に夕に、芝や床の乾燥具合を見ながら、散水を行いました。台風の大雨による1週間を除き、週3日の刈込みを守ることができました。


Aランク

・校庭中央:ほぼ裸地が解消され、芝生もしっかり戻りました。

・全体的な育成:校庭の8割近くが、芝生と呼べる状態になったと思います。


 

Bランク

・東側 楠の木陰:2/3は芝が戻りましたが、残りの人工芝から1m位は、回復の途上といえます。




 

・西側 桜の木陰:2/3は芝が戻りましたが、残りの人工芝から1m位は、回復の途上といえます。




 

Cランク

・東側 大桜の木陰:非常に厳しい場所であり、1/3は芝が戻りましたが、回復の途上といえます。


まとめ

1)地温がとても重要

芝にとって極めて重要なポイントは「地温」です。容赦ない太陽の日差しによって地面の温度が30度を超えると、芝の発育が止まってしまいます。人間でいうところの、熱中症で活動できなくなるような感じです。この状況を打破するため、つまり地温を下げるために散水を行います。

一定量の水をまくと、地温が5度近く下がります。このために、今夏は朝5時と昼12時の二度散水を行い、状況を見て夕方17時頃にも少量の散水を行なっています。来年以降も、この地温管理は極めて重要だと分かりました。


2)湿潤+土の栄養=豊富なキノコ

床土を指でこすって、5mmほど表層をよけた部分で、若干の湿り気があるかないか。これが地中の水分が十分かを感じる目安となります。さらに、芝に指を埋めた時に、若干熱気がこもっていて、湿り気がある状態であれば、ほぼ100%キノコがはえます。逆を言えば、湿潤状態でキノコが出ない場合は、土の栄養が不足していることを意味しますので、今年のように、あっという間にキノコ村のような状態にあるのは、むしろ適正な状況といえます。台風以後、散水を一日1回に減らし、乾燥状況にしたところ、一気にキノコが消えました。

夏の間は、これを念頭において、せっせとキノコ刈りに励みましょう。放置すれば黄色くなり胞子を飛ばして、収拾がつかなくなります。サッカーの皆さんにもご協力いただき、芝がキレイな状況を保つことができました。


3)地面が露出するには理由がある

補植をした両端の部分、また桜の木の下は、明らかに日照不足と言えます。特にバスケットコート部分(現在ゴールパネルに移設完了)は、大きな楠(くすのき)があるお陰で、11時頃までずっと日陰で、補植の際やラジオ体操などには、とてもありがたい木陰でしたが、芝生の生育には厳しい場所といえます。

こうした物理的に対処できない場所がある一方で、完全に日当たりの良い場所で、地面が露出する場合は、ほとんどが使い方に原因があります。同じ場所を重ね重ね踏んでいたり、折り返し地点として使っていたり、またサッカーゴールの位置や、野球のベースとして使う場所など、毎日30cm違う場所を使えば、2週間でグッと復活してきます。夏休みあけも、ぜひ気をつけて移動して使ってもらうように、学校にもお願いしています


4)芝生はとっても涼しい

全日程、17時から作業を行いました。この時間になると校庭の半分は体育館の日陰に入り、とても涼しくなります。早くからトンボも飛び、とても都心とは思えない、牧歌的な風景が広がります。校庭周りのアスファルトや人工芝の上は、裸足で歩けないほど熱がこもりますが、芝生の上は裸足が大変心地よく、全く熱を感じません。校庭を吹き抜ける風は、ほんのり冷えてとても心地良かったです。冷房とは違う、この自然の涼しさは、作業した人しか感じられない、特別なご褒美だと思います。



 あっという間の夏の日々でしたが、たくさんの子供たち、保護者の方々が作業に参加して、芝生での気持ちの良い時間を、共に楽しみました。習い事などで、なかなか参加できない子供もいましたが、緑の芝は眺めているだけでリフレッシュできます。これからも遠慮なく、どんどん参加してください!


いよいよ9月に入ると、運動会の練習などで芝が酷使される状況が続きます。出来るだけ緑の芝を保つために9月・10月は「芝生はだし月間」もスタートします。靴で使う何倍も、芝にやさしいことが、他の学校の経験で実証されています。人事を尽くして天命を待つ。できる限りのこと全てやり尽くして、バシッと仕上がった校庭での運動会を実現しましょう!




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